詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

エメラルド・グリーン

 どのくらい汚いかって、川の色がエメラルド・グリーンなのよ。そ、洗剤なんかにありそうな、いかにも人工的な色。デパートとか結婚式場で見たら綺麗な色でしょうけど、町中の小川には、ねえ。まあ工場とか運送業者の配送センターがかたまっている地区だから、しょうがないんでしょうけど。
 それで、魚なんかとても住めないだろうなって思って見ていたら、いたのよ、小さいのが。しかも二匹。うわ、よくこんなところでって、最初は引いたんだけど、ふと気がついたのよ。二匹は互いの体がこすりそうなくらい、くっついて泳いでいたわ。それで遅いんだけど、二匹でどこかに向かって少しずつ進んでいくの。川をさかのぼっていくみたいだった。大して流れなんてないんだけどね。

 私、思わず立ち止まったんだ。


                                                                                       2002.10.14

                   あれは実に天気の良い日でした

 

 

 

 



 


これを書いてから、だいぶ経ちました。

後で知りましたが、中島みゆきさんの名曲「ファイト」に、傷ついた魚に震えながら登って行け、と励ます箇所があって、びっくりしたものです。真似したわけじゃないと言い訳したいような、あの中島みゆきさんと似たような発想ができた!と喜びたいような。ちょっとしたデジャブでした。

 





 

とか言いながら、また関係ない写真をつけておきます。
小川どころか、空の写真です。

 

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今回はここまで。