詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

もしも

もしもこの観覧車が
止まったら僕はつかまれるのか
子ども二人も抱えて

もしもこのクレーン車が
倒れきたら僕は避けられるのか
感情妄想雑念だらけの頭で

もしもこの車が
もしもこの会社が
もしもこの町が国が
もしも妻と子らが
もしもあるいは
まさか
まさか本当に起こったりしないだろうなと
怖すぎて書けないもしも



もしもこのスマホ
手術後の母の無事を確認するべく
母からの着信を待つこのスマホ
他界したと聞かされた長兄からの着信にふるえたら
僕は何か言えるのか
聞きたいことがありすぎる
まずは母のことから
兄ちゃんの死後の手続き
兄ちゃんが遺したものの片付け
全て母さんがしたんだよ
何回も横浜まで遠征してしたんだよ
兄ちゃんは知ってたか



子らよ
迷子のお前たちと再会できたはいいが
僕はこの父は震えている
ほかのことをお前たちと話しながら
この心は震えている
ほんの数分前のまだ再会できていなかった時間
短かったはずなのに長かったあの時間
そのまとわりつくような
この背骨に粘りつくような
もしも

                                                   2018.1.7

 

 

 




 

 

予約投稿です。

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
ありがたいのですが、ごめんなさい。
これから添える写真が気分を害するやもしれません。


蜘蛛の巣の写真です。


なぜそんなものを撮るのか?
なぜそんなものを載せるのか?
普通はそう思われますよね。
自分でもよく分からないのですが、
そのくせ何だか載せたいと気持ちがわいて、仕方がないのです。

どうか遠慮なく、この辺りで他のページに移られてください。

 

 

 

 

 

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まったく、何をやっているのやら。
何に囚われているのやら。
心にヤスリをかけられたように、落ち着かなかったもので、つい。