詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

つまらないのは

つまらない仕事
ああつまらない仕事のおかげで
お菓子が買える
おもちゃが買える
それがなくとも子らは育つのだが
酒が買える
映画の遊園地の旅列車の券が買える
それがなくとも一家は飢えないのだが
ああ買える

瞬く間に費やされ
それなりに肥やしにはなりますが
これだけが肥やしではないはず
これだけが手段ではないはず
だからつまらない仕事なんて



つまらない仕事
ああつまらない仕事のおかげで
働いているつもり
義務を果たしているつもり
ほかの誰かでも務まるのだが
自分で望み段取りし形にしたつもり
立派な大人のつもり
ほかの誰かから譲ってもらった仕事なのだが
ああつもり

いつしか慣れて
それなりに顔が立ち胸も張れますが
こんなことが誇りではないはず
こんなこと自分だけではないはず
だからつまらない仕事なんて



そうだね
仕事したくないんだね
君に腹を立てる僕も実はね
でも仕事しないってこともしたくないなぁ

語りたければ働け
働かざる者語るべからず



つまらないと思っているのだろう
でももう気がついただろう
つまらないことの
根源
そんなこと認めたくない
そんなこと書きたくない
したくないしたくないしたくない
何言ってるんだよ
しないでは済まないだろう
自分だけでは済まないだろう

そうとっくに知っていた
自分なのだと

                                   2018.1.7

 

 

 

 

 

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以前に書いた詩ですが、

泣き言を言うにしても、ずいぶんと贅沢を言ったものです。

よって、どうかご心配なさらず。

ちらと見ていただけたら、それだけで贅沢というものです。

 

 

 

 

 

  

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