火遊びの後に
火遊びの後に隠す
マッチの燃えカス
焦げて縮れた
マッチの燃えカス
箸で生ゴミを摘んで
上から被せて
誰から隠している
何を恥じている
何を燃やしたかった
何を照らしたかった
2018.3.14
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この詩を読んでくださった方には、今ウインドウの上方に、
透明なキャンドルの写真が表示されていることでしょう。
娘がワークショップで作ったキャンドルです。
今はもうありません。
馬鹿な父親が夜更に火を灯し、
ロウが溶ける様子を見つめていたのです。
どんどん減って、焦がしたりして、
ダメにして捨てました。
べつに嫌っていたわけではありません。
今こうして写真を見ると、なかなかだったなと惜しくなるくらいです。
娘も十中八九、気に入っていたに違いありません。
余計なことをしたもんです。