詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

身構えても

身構える
構える
何か言われるんじゃないかと身構える

身構える
構える
嫌なことじゃないかと身構える

身構える
構える
言われるのが避けられないから身構える

身構える
構える
何を言われても驚かないために身構える
まるで
驚いたら負けとでもいうように
心を
構えの姿勢にする



そうお前は身構える
身構えてばかりでいる
血のつながりなどない赤の他人のように
このすぐ上の兄にも身構える
そりゃあ
この四十男の兄貴ヅラなど今さらだろうが
気持ち悪かろうが
お前は身構える
母にすら
お前を受け止めるのが一番上手いはずの母に
母にもたれかかる他の者たちに身構える
父に
二番目の兄に
その気配に

でもな妹よ
この頼りない三番目の兄でも知っているよ
知っているどころか何度もしたよ
家を離れて
働くようになって
何度身構えたことか
結果あまり役に立たなかったけどね
そのくせ分かっている
身構える場面がまたあるだろうと
まだまだあるだろうと
それで何が守れるのか分からないが
守れるものの中に僕の守りたい者たちがちょうどよく収まるかどうか

とりあえず母と話せよ
こんな詩構えないで読めるだろう

                                               2017.12.9