詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

報いのおつり

友だちと連れ立って登校する娘 その姿その風景 なんてありがたい なんという安堵 そうだこのために生きてきたのだ 歩き走り 怒り泣き 恥をかき恨み 悩み働き どんなにみっともない日々でも すべてこのためだったと思えば なんて贅沢な 神様あなたを疑うよう…

笑えなくて

笑顔が下手なことは認める が笑顔を忌み嫌うつもりもない 別に罪でも無かろうし誰が咎める 笑えるものなら笑いたいさ 笑顔が下手なことは認める が笑顔を他人に任せた覚えはない ここは誰かが笑ってくれたら なんて考え甘えに過ぎないと分かっている ならば…

言葉の中に

どうせ どうせ どうせという言葉 好きでもないのに やたら頭に思い浮かび 思い浮かんでは口から出ていく やたら口から出ていくなんてもはや 痰(たん)だなこれは こんな詩を書いて初めて知った 痰(たん)という字に炎があるなんて 汚い粘り気の中に炎があるな…

気が狂いそうでもすぐに

お前は誰と話してきた こんなに多くの人が入れ替わり立ち替わり そばまで来てくれたのに お前は誰と話してきた こんなに多くの文字列を受け取り 目の当たりにしながら お前は誰と話してきた こんなに多くの言葉を耳にし いや全身で雨と浴びながら 恐れながら…

仕事が無くなる時

してくれ と言われたからした し続けてきた しなければならない しなければ迷惑がかかる しなければ困る人が出てくる ことになる そう心配して続けてきた そんな仕事があった ある日言われた 「実は しなくてもいいんです しなくてもよかったんです しなくて…