詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

文を練って

便所で文を練る
物陰で文を練る
そばで洗濯機が回る
横断歩道でクラクションを鳴らされる



詩をいくつ書いたか数えるなんて
読んでいる貴方には関心もないですよね
それでいいんです責めたりしません
そんな資格はありませんから

詩をいくつ書いたか数えるなんて
書いている僕にも意味はないんです
ささやかな満足になっても自慢にはならない
そもそも明るい詩って書いたことあったっけ



目に飛び込んでくる読みたくない文章
聞き流したい受け入れたくない言葉
自身がそれを練ったこともあろうに

心にもない発言
我ながらよくするようになったよ
妻や子らにはとても聞かせられないな
でもいつか話さなければならない
かもしれない
ところで問題です
ここまでは心にもない文章でしょうか



まてよクラクション
横断歩道をなんで走らなきゃいけないんだよ
歩道って呼び名じゃないか
こっちだって少しは気をつかってるんだぞ



どこかのラジオから歌が
風は歌をかき消したりしない
運んでいくだけ

帰り道
星の下で文を練ってみた
手紙みたいに
って少しは人目も気にしないとね

                                                   2018.1.7






予約投稿です。

写真は詩とは関係ありませんが、
なんとなく載せたくなりました。
星の下ではなく、街灯の下です。

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夜道