詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

ありがたいことにつばめを思い出した

ありがたいことだ
仕事があるなんて
苛立ちもするし肩こりも頭痛もするが
仕事のおかげなんだ
まだ幼い子らがガチャガチャをできるのも
ゲームセンターで遊べるのも
クレーンゲームにクレームをつけずに
何回もやるなんて馬鹿なことができるのも
遊園地に行けるのも
仕事のおかげなんだ
妻にプレゼントを買おうと店を回れるのも
こんな詩が書けるのも
本が読めるのも
本が買えるのも
仕事のおかげなんだ

そう
あまりにも甘すぎる認識
仕事がなくなれば取り上げられれば
おもちゃどころか
どうやって手に入れよう日々の糧
どうやって持ち帰ろう家族に
家も手放さなければならなくなるのか
お義父さんは雷を落としてもくれないだろう
車も
あと売れるものはあるか
僕自身は売れるのか買っていただけるのか
蓄えは

今は冬
つばめたちも遠く去った
あれほど苦労して作った巣も残して
雛に小まめに餌を運んでいたね
うちの子らも見せてもらったよ
君たちは人間なんかよりもよっぽど偉いよ
僕の職場には仕事をさぼる奴がいてねえ
うじうじぐずぐずさぼる奴がいてねえ

ありがたいことだ
仕事があるなんて
土を口で運んで巣作り
なんて僕にはできないが
見ろ
夜更かししてこんな詩を書いたぞ

                                            2017.12.19

 

 

 

 


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詩の内容とあまり関係付けられませんが、
写真を添えてみます。

 

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テーマパークの夕暮れ