詩を書いていたりします

時おり、詩のようなものを書いてきました。すみません。吐き出させてください。

オーバーフロー

オーバーフロー

オーバーフローなんです

あなた方が関心を持たないもの

あなた方がやがて捨てるであろうもの

事なかれ主義者のあなた方が

右から左にと横流しするだけのもの

それらをつくるために

それらが完成させるために

オーバーフローなんです僕は

 

深夜残業して

バスも乗れなくて

タクシーの清算は事前にとか面倒を言われて

面倒くさくて歩いて歩いて歩いて

子らが寝ついたところに帰りついて 

寝る直前で胃に悪いと知りながら

頬ばってかきこんで

早く寝ればいいのに

むやみにロウソクを灯して見つめ

薄暗いテーブルの上でロウソクの火を見つめ

 

最近金払いが悪くないですかねあなた方 

面倒をかける分金払いがいい

それが取り柄だった

それが約束だった

はずなのに

 

こちらの体制も似たようなものか

助け合うのが理想ですが

助け合えたためしが何度あったろう

思い出せもしない

かく言う僕も力不足

直接の手伝い援護射撃

そんなこと夢のまた夢

ゴミ捨てをするか

差し入れにお菓子を配るか

関の山

それすらしない奴も珍しくなくてねぇ

結局

自分が楽したいというのが本音でしょう

自分だけが

自分さえ良ければ

自分だけ

形だけ群れてはいるものの

 

オーバーフロー

そうオーバー

はじめからオーバーしているんです

時間内に終わるわけがない

予算など達成するわけがない

団結するわけがない

感謝し合えるわけがない

わけがない

 

本当は気づいているんだろう

知ってて聞くなよ

心配しているつもりなのか

誰の

何の

神経を逆なでしている

とは言い過ぎか

逆恨みだろうか

オーバーな表現とでも言うのか

これでも言い足りないくらいだ

 

                                                    2018.3.24

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この詩を書いてから、一年以上か。
さて状況は随分と変わってくれました。
改善かとは聞かないでください。また苛立ってしまいます。

 

すみません、情けない話です。

 

考えてもみれば、この詩を掲載しておくのも今のうちか。これから状況はどんどん変わり、この詩がそぐわなくなる可能性の方が高い。腹立たしいが、断然高い。

 

 

 

 

 

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深夜に。

 

詩に登場したロウソクの一つ。

 

もう一つは、このブログのメイン画像にしました。
メイン画像のロウソクは、娘がワークショップで作ったものだったのに。愚かな父が無駄遣いしてしまいました。

今はもうありません。